大晦日にどうして年越しそばを食べるのか

かつて、多くの日本の家庭で大晦日は、国民的番組ともいわれていたNHKの「紅白歌合戦」を見ながら、年越しそばを食べるというのが一般的となっていました。
しかし、今日では人々の趣向の多様化や、格闘技のスペシャルマッチの中継など、裏番組の工夫もあって、家族そろって「紅白歌合戦」を見ることがすべてではなくなってきたという傾向もあるようです。
とはいえ、大晦日に年越しそばを食べて1年を締めくくるという風習は変わらず定着しています。
この年越しそばを食べるといういつから始まったものでしょうか。
実は、江戸時代には既に年越しそばを食べていたとされています。これは1年の締めくくりとして、「細く長く来年も生きられるようにしましょう」という願いが込められていたともいわれています。
また、毎年1年の最後には同じことを繰り返すことによって、「来年もまた、年越しそばをみんなで食べましょう」という、家族の健康と長寿を確認していこうという思いもあったのではないでしょうか。
そういう代物ですから、年内に食べきって、翌年に残してしまうと縁起が悪いとされています。また、関西などではそばの替わりにうどんを食べるところもあります。もちろん、意味合いは変わりません。